★★★★★ ZABLUDOWICZ COLLECTION
ここ、ロンドンの濃いところです。
あまり広くは知られていない美術館ですよね。この名前でグーグル検索をかけてもなかなか日本語レビューはヒットしないので・・。
ZABLUDOWICZ COLLECTION・・・Zから始まる名前はなんだか幾分重く感じるのは気のせいでしょうか。
ロンドンにはたくさんの美術館、ギャラリーがありますが、なかなかその存在と佇まいがもはやアートといえるのはここだけではないでしょうか。 笑
建物自体がなんか異様なんですよ。周りの風景に全く馴染んでいないのも理由の1つかとは思います。
場所
Chalk Farm 駅から徒歩5分ほどのところにあります。この駅、不親切なことにエレベーターがありませんのでご注意下さい。
ロンドンの中心地より少し北に行ったところです。ちなみにカムデンタウンマーケットがかなり近いです。カムデンタウンマーケット→ZABLUDOWICZ COLLECTION→Camden Town Breweryで一杯のコースはありですね。
時間
水曜日〜日曜日
12:00-18:00
月曜火曜はお休みですのでご注意を。
料金
無料でございます。
展示作品
コンテンポラリーアートです。
系統的にはSaatchi Galleryに近いです。会場の雰囲気や展示方法は全然違いますが。
ZABLUDOWICZ COLLECTIONとSaatchi Galleryを、美術館側のアプローチという観点で比較するという楽しみもありますね。
東京ではできない体験かと思います。
内部の様子
デカい2フロア構成です。
1つめのフロアは2階部分もございます。2階部分はなんといいますか、観客席?みたいになっています。
このギャラリー、以前は教会だった建物なのではないかとおもいます。祭壇みたいなのもあるし・・・。でも、教会ってこんな客席みたいな2階席ないよね?・・舞踏会場とかですか?
いずれにせよ、基本的にはリノベーションせず使っているので迫力のある会場となっています。
サーチギャラリーが、ギャラリーの空間を”消す”ことによってコンテンポラリーアートをよりフラットに見せようとしているのとは逆に、ここではその空間自体が目立っています。古びた建物の中にあくの強いコンテンポラリーアートがうごめいているのが、なんとも言えない奇妙な雰囲気を作り上げています。
上の2枚目の写真は、2つめのデカいフロアのもので、こちらはけっこうフラットな空間になっています。面白い対比だと思います。
では、中の様子を・・。
クリップで留めて吊るしてある!これには目を疑いました。笑
この段差・・・結婚式場?
これはダミアンハーストのものですね。
階段には(駅にはなかった)バリアフリー。
エントランス部分では子どもが絵の具をぶちまけて遊んでいました。ここのギャラリーのショップはとても小さく(規模からすると妥当とも言えますが、サーチなんかと比べると・・)金儲けのためのショップではないのが明らかです。
2フロアですので、見て回るにはそれほどまで時間はかからないかと思います。僕はだいたい1時間くらい滞在しました。私はカムデンタウンマーケット→ZABLUDOWICZ COLLECTION→Beardmore Gallery→Camden Town Breweryのコースで回りました。
BEARDSMORE GALLERY
ZABLUDOWICZ COLLECTIONから歩いて10分かからないくらいのところにある小さなギャラリーです。
小さいながら素敵なギャラリーです。訪れていた際に展示されていたREBECCA SALTERの作品群も美しかった。
入る時にベルをならさなければいけないのでちょっと緊張しますが、ギャラリーの方は優しく迎え入れてくれますので心配ご無用です。
ここのライトニングは完璧で、少し黄味を帯びた光が壁と作品にマッチしていて、とても素敵な空間に仕上がっていました。
Camden Town Brewery
ZABLUDOWICZ COLLECTIONからは7分ほどの徒歩。
オーバーグラウンドのKentish Town West駅のすぐ隣にあるこちらのPUBはブリューワリー。いつもロンドナーで賑わっております。
カウンターの奥に見えるカラフルなタップはすべてこのパブオリジナルのビール(たぶん7種類くらい)です。写真ぶれですみません・・。
1パイント£4、ハーフで£2と、値段が変わらないので、気になるビールをハーフパイントずつ飲み比べるのがおすすめ。ハーフパイントグラスがとても可愛い。
私はここのオリジナルのラガーを、フィルターとアンフィルターの2種類で飲み比べました。
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★★★★★とさせていただきます。