★★★★ Camden Passage Market (カムデンパッセージマーケット)
カムデンパッセージという小さな通りに沿って展開されるこちらのマーケットは、他所と比べるとかなり小規模なマーケットと言えます。が、そのクオリティの高さゆえ、名が売れているマーケットでもあります。少数精鋭なエリートマーケットってかんじ。
基本的にはアンティークがメインで、たまに古着やガラクタを売っているストールがあります。後述しますが、パッセージに構えられているストールではない常設のお店も個性的でいいお店が多いので必見です。むしろ個人的にはそっちに惹かれたかも。
短期間での旅行で時間がない方などにはうってつけとも言えるでしょう。たぶん1時間で全て見きれる上、質が伴ってますから十分満足出来るかと思います。
基本情報
場所
カムデンパッセージ内に有ります。アンダーグラウンドのAngel駅から歩いて3分くらいのところ。Superdry（洋服屋）が目印で、その脇道を入っていくとそこはカムデンパッセージ。
いくつかの地点にマーケットが点在していますが、すべて小径に沿っているので迷うことはないでしょう。
カムデンという名前は付きますがカムデンタウンのマーケットとは別物で、カムデンタウンから近くもありませんので注意してください。笑
カムデンタウンのマーケットレビューはこちら。
開催日
マーケットが開かれるのは水曜日。
ロンドンもマーケットって、たまにピーク日を平日に持ってくるところがあって興味深いです。普通、ピークは土日ですから。一般的の社会人は平日午前とか来にくいのでは？とも思うのですが、日本的発想なのでしょうか。
しかし、マーケット好きや旅行者にはありがたいですね。土日にマーケットダブルブッキングは辛いものが有りますからね。笑
散策の様子
たぶん2時間くらいかけて回ったかな。古着屋に入り浸ったりしていたので、早い人ならたぶん30分くらいで全部見切れるんじゃないかなあと思います。
やっぱりいいお店がけっこうあるので、いくつかピックアップしてご紹介。
Militaria
ミリタリア。その名の通り、ミリタリーに関わる品々を集めた小さなお店。正式名称はPhonex Militariaっていうっぽいです。第二次世界対戦時のグッズが集まっています。
ミリタリー好きにはたまらないのではないかと思いますが、お店はめちゃんこ狭い。。
しかしながら、HPを見てみると見知らぬ光景の写真が。もしかして２階にお店が続いてたのかも？？
店番（たぶん店主）のおじいちゃんも相当なミリタリーオタクですので、ぜひトークを。気さくな方ですよ。
こちらのお店の前には、同じくミリタリーの出品をしている質の高いストールがありました。
出店者のInstagramより引用。
木曜日のスピタルフィールドマーケットにも出店しているそうです。
Fat Faced Cat
パッセージ内にある古着屋さん。
名前はちょっと可愛らしい感じなのですが、中身は打って変わって質実剛健。。とまではいきませんが、ポップな印象はございません。
メンズ、レディースどちらもセレクトされててだいたい6:4くらいかと思います。
ロンドンって意外と良い古着屋、ヴィンテージショップがないんですけど、、（ほんと意外。）ここはお勧めできる古着屋でございます。とりあえず古着を大量に集めました！みたいなダメダメショップが多い中、ここはちゃんと吟味され服が置いてあります。ヴィンテージホワイトシャツが30枚ほどばーっと掛かっていたりして、「ああああ、こういうのを求めていたんだよっ！」ってなります。（私がなりました。）
軍モノやスニーカーを置いているわけではなく、どちらかというと紳士的なノリ？の古着屋です。古着好きは必見。
僕の知ってる限りでは、Covent Garden にあるTHE VINTAGE SHOWROOM、ショーディッチ(Shoredich) のBRICK LANE(ブリックレーン)にあるいくつかの古着屋は良いクオリティですね。
それにしてもいい古着屋が少ない。。お洒落なロンドンっ子たちは何処で古着を仕入れているんだろう・・・。
The African Waistcoat Co
これまた小径に構えてある小さいお店。
ここではナイジェリアの伝統的なテキスタイルを使ったウエストコート（ベスト）を仕立ててくれます。オーダーメイドが基本で、1週間ほどで出来上がるようです。既成のウェストコートも用意がございます。
ナイジェリアの伝統的なテキスタイル、初めて見たけど結構細いんですよ。和服の帯の半分くらいの広さです。この細さは、ナイジェリア特有の織り機による細さだそう。
「ん？どうやってこんな細い布地からウエストコートを作ってるの？継ぎ合わせてある痕跡ないし・・・」
って思いましたが、、実際には継ぎ合わせてありました。技術が凄すぎて継ぎ合わせた跡が見えなかっただけでした。それもそのはず、あの泣く子も黙るテーラーの聖地、サヴィルロウで長年修行を積んだ方が仕上げているのだそうです。
いや、ほんとに継跡が見えないんです・・・特に暗い色だと。。（上の写真は白地なのでくっきり見えますが。）
値段を確認し忘れたましたが、そんなに高くないんじゃないかと思います。なんとなく。
こちらのお店、私が訪れた時には閉まっていた（定休日ではなかったので、たぶん昼休憩とか行ってたんだと思う。笑）
見た感じ、良さそうなアンティークの照明屋さんでした。最近はインスタグラムをやっているお店が増えましたね。
Brewhouse
エンジェル駅からマーケットとは反対のほうに進んで行ったところにあるBrewHouseはPUB内でビールを製造している、ロンドンでも数少ないパブ。
装置のほうも見るだけなら無料です（体験するには£99かかるようです）。午前中にマーケットを回り、昼には作り立ての新鮮なエールを楽しみつつPUBランチというのも乙なものですね。
Camden Passsage Market ★5つをあげたいところですが・・・
大好き！とまではいかないので★4つ。
