★★★★★ Tate Modern (テートモダン)

 

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「ロンドンで一番好きな美術館は何処ですか?」と聞かれたら、テートモダンと即答する人が多いのではないでしょうか。

はい、私ももちろんその1人でございます。

 

テートモダンは発電所だった施設をリノベして建てられたのです。たぶんリノベとかいうレベルじゃない構築がされてるのだとおもうけど。笑

だから美術館としてはいくぶんひねくれた構造をしています。踊り場?なんかは天井までぶち抜きの構造ですしね。

大胆な空間の使い方は、近年のロンドンの”それ”ですね。2000年に開館されました。

 

 

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この煙突(?)がこれまたカッコいい。

 

 

交通

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Southwark駅が一番近いアンダーグラウンドの駅ですかね。駅近くではなく、10分ほど歩く必要があります。

ロンドンブリッジ駅からも徒歩15分ほど。こちらはテムズ川沿いを歩いて来れるので気持ちよい!おすすめです。

Google map等でルート検索するとロンドンブリッジからバスを使うルートがでますが、そこまで遠くはありませんので歩くのがよいとおもいます。

 

テートモダン前に架かってるテムズを横断する橋がなんともザハ・ハディト建築っぽいかんじでエッジが効いててカッコ良いです。

上の写真は美術館からの眺めです。奥にセントポール大聖堂が見えますね。その後ろにはモダンなビル群が・・・新旧のカオス具合がロンドンらしい風景ですね。

 

ロンドンの街並は資本に壊されたという意見を多く見ますが、私はこのカオスも面白いと思います。まあ、イタリアみたいに綺麗!という感じでは確かにないですが。。

 

 

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川沿いには大道芸人も多くいます。いつも思うのですが、この人たちどうやって浮いているのでしょう・・・!

 

 

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川沿いにはカフェとPUBもあるので、のんびりできますよ。

 

ちなみに、テートモダンとテートブリテンを往復するボートもございます。これ、テムズ川クルーズも兼ねられるのでおすすめです〜!

 

 

 

 

開館時間

 

日〜木は10:00-18:00

金・土は10:00-22:00です。

金・土に遅くまで開館してるのはありがたいですね。

 

 

 

実際に行ってみた

 

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実際に行ってみましたので紹介いたします。4、5回は通ってますが。

エントリーはこの右下のスロープから入るのがおすすめです。なぜかって、スロープの空間が綺麗だから。しかしながら、ギャラリー部分は上階ですので、また登る必要があります。笑

 

 

 

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クロークは地下(0フロア)にあるので、降りる意味ありました。

このクロークもまたテートモダン仕様でクールです。コインロッカーで、利用には£1必要。お金は戻ってきます。

 

 

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モダンという名がつくだけあって、モダンです。(適当ですみません)

テートモダンが一貫して使っている丸みのある独特な(なんか怪しげな)フォントが、そのモダンさをもり立てています。お洒落です。こころなしか、テートモダンはお洒落ない人が多い。

エスカレーターも、もちろんモダンです。冷たい、工場みたい。

 

フロアは7階分あるのですが、ギャラリー部分は2,3,4階だけ。

3/7しかギャラリーがないと思うとなんだか狭く感じますが、この美術館も例に漏れずとんでもなく広いのでお気をつけて。

全部をじっくり見てたら、7、8時間はざっとかかることでしょう。

お目当てを決めて見ようにも、しれっとピカソとか飾ってあるから飛ばせない!!

ひえーっっ。。嬉しい悲鳴ですが。

 

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こういう額の配置も、ここならではかと思います。

上に、下に、散らして。

小さいギャラリーだと、そこそこ見れる配置なんですけど、この規模の美術館ではなかなか見れない。小さいギャラリーで行なうような実験性を帯びた展示の仕方も展開する、そういう意味でもモダンな美術館ですね。

ちなみにこういう展示の仕方にピカソとか混じってますから、恐ろしいのです。だって、ピカソだったら知名度的も、もったいぶって展示すると思うでしょう!

 

 

 

 

 

 

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かの有名なモンドリアンも・・。

 

 

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マーク・ロスコによるシーグラム壁画の連作を並べた、ロスコルームもございます。

テートモダンの目玉と言っていいほど迫力ある部屋です。照明も、すこし落として。

日本には千葉のDIC川村記念美術館にロスコルームがありますね。

 

 

 

 

 

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ゲルンハルト・リヒターも一部屋設けられてます。

個人的に、抽象画は好物なので、ほんとに嬉しい限りです。

 

 

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ここまで雑多に写真を連投していましたが、常設エキシビションは4つのテーマに分けられて展示されています。個々のテーマはすっかり忘れてしまいましたが。。

時間がなければ、1つのテーマだけ見てみる・・・といったふうにできる展示方法です。

 

 

 

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帰り際、外からの光が美しく見えますよ。

これ、かなり後味を良くしてくれる演出で、大好きです。

 

 

 

 

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私が訪れた時は、テートモダンでダンスしよう!という企画が行なわれていました。まさか、美術館がダンスホールになるとは。美術館で踊れる日が来るとは!!

こういうところもロンドンらしいですね。ちなみに、DJの入ったダンスだけでなく、プロのコンテンポラリーダンスもタダで見れる企画でした。

 

ときたまこういった企画もありますので、公式HPをぜひチェックしてみてください。


 

これは文句なしですよね。ケチのつけようがありませんよ。

★5つ。