★★★★★ Broadway Market(ブロードウェイマーケット)
お洒落でエキサイティングなエリアだらけのイーストロンドンを代表するマーケットと言えば、
Broadway Market(ブロードウェイマーケット)。
私がロンドンで一番好きな場所です。。特に晴れた日はほんとうに最高です。
マーケットは、オーバーグラウンドのロンドンフィールズ駅(London Fields)から歩いて7分ほどのところにあります。
マーケットのそばにいくつかバス停もあるので、出発地によってはそちらの方が便利な方もいらっしゃるとおもいます。
またはTubeのCentral Line、Bethnal Green駅から徒歩12分ほど。
ブロードウェイマーケットはだいたい150mほどの比較的小規模なマーケットです。ですが、十分にあなたを満足させられるはず。
ここは観光客向けのマーケットではなく、お洒落なロンドナーのためのマーケット。他のマーケットと違い、非常にリラックスしたムードがございます。あと、休日をのんびり過ごそうというロンドナーたちの気概も。笑
そういうわけで露店も飲食物系が多く、特に野菜や果物など調理されていない系のものが多いのが特徴的です。もちろん古着やアクセサリー系のお店もあります。
特筆すべきは、1店舗ずつそれぞれがオリジナリティを持っていて、そのクオリティーがめちゃんこ高いところ。。さすが、ロンドナー向けマーケット。ロンドナーの目は観光客と違って厳しいのです。。
何種類ものマッシュルームを炒めてはさんだサンドや、ピロシキや伝統のパイ屋などなど。。どれもいい匂いを立ち上らせています。
このマーケットで食材とビールを買って、隣にあるロンドンフィールズというデカい公園にピクニックに行くのがおすすめ。というか、みんなそうしてる!
ほんとに気持ちのいい公園です。
バーベキューの良い匂いがしたり、クリケットの試合を観戦することもできたり。丘で寝っころがるのもよし。のんびりとした時間を過ごすことが出来ます。フリーのピンポンスペースもあるよ!
イギリスは曇りが多いからか、晴れた日の気持ち良さは格別です、、
公園とはマーケットを挟んで反対側にある、リージェント運河(カナル)もおすすめ。
私物なのか、勝手に登っているのかわかりませんが、たくさんの若者がボートの上でひなたぼっこしています。(たぶん勝手に使ってる笑)
Broadway Marketの付近には、露店だけでなく、さまざまなセンスのいい実店舗が多いというところにも注目です。
F COOKE。
イギリス伝統の名物であるパイと、ウナギのゼリーよせを食べられる老舗。(食堂ってかんじ)
イギリスに来たからには、(数少ない)伝統料理をきちんと食しておかなければ!!
以下ロンドンウナギの歴史。
ロンドンっ子とウナギの関係は11世紀頃まで遡るそうです。
もともとテムズ川で穫れたウナギが食べられていましたが、18世紀にはオランダから輸入するようになりました。
18世紀後半には、フライング・パイマンと呼ばれる行商人の売るウナギのパイが人気を博しました。
19世紀、産業革命によってテムズ川の水上輸送は飛躍的に増えました。
そして、多くのドックがテムズ河沿いにでき、これらのドックで働く男たち、ドッカーズがロンドンのウナギ料理を育て、19世紀末から20世紀初頭にかけてパイ&マッシュの店が次々に誕生しました。
ドッカーズだけでなく、この地区に住む労働者たちが手軽に食べることができる栄養たっぷりの料理がウナギだったのです。
現在、テムズ川沿いの下町のイーストエンドは、ドックからも近かったのでウナギを食べさせる店40軒もが集中しています。
ウナギ料理が出されるのは、「パイ&マッシュ Pie & Mash」と呼ばれる店で、マッシュポテトを添えたパイとともに、ウナギの煮込みやゼリー寄せが提供されます。
私はパイだけいただきました。(ウナギはちょっと...勇気が出なかった...)
パイにはリカーと言われるおかゆみたいなパセリソースをかけるのですが、これが私の口には合わず。。
なにはともあれ、自分の舌で古き良き?イギリスの味を感じてみてくださいな。
通りにはアート、ファッションを多く取り扱うイケてる書店が2つあります。
ここ(名前不明。読めない!!)とDONLON BOOKSというところです。どちらも通りにに隣接していますのですぐ見つけられます。
他にもインテリアショップやレンタルビデオ屋、レストラン、もちろんパブもあり、非常に地元民にも使い勝手の良い通りとなっています。
この通りでおすすめなのがここ、FRANCO MANCA。ピザ屋です。
イタリア人の友達が(イタリア人は非常に食にうるさい・・・)、「ここのピザは本物だ!」と絶賛しておりました。イギリスのご飯はイタリア人には合わないらしく、ここのピザ屋にはかなりお世話になっているそうです。
美味しさとクオリティそして値段もお手頃ということで、いつも店内は大混雑、外には行列ができてます。
ここ以外にも2店ほど支店がロンドン内にあります。
だいたい£5-7くらいで、ボリュームもしっかりあります。
ここはテイクアウトもできるので、買って公園で食べるのも良し。
私はそうしました。
このロゴマークもキュートですよね!
日本のピザ屋では食べたことのない味がしました(ピザーラとかじゃないやつですよ笑)。特に生地の味が全然違う。。もっちりしてるのにワイルドにぎゅんとくる味というか・・・とにかく満足でございます。写真ではあまり美味しそうに見えませんがトホホ
日本ではピザと一緒にワインを飲むのはポピュラーだと思いますが、イタリア人は絶対にピザにはビールなのだそう。
なぜ?と聞いたら、「美しくないから。ワインはもっとエレガントな飲み物。手でバクッと食べるピザでは釣り合わない。」とのこと。面白いですね。味に合う合わないじゃないんだね〜。
ビール好きには外せないのが、LONDON FIELDS BREWERY(ロンドンフィールズブリューワリー)でしょう。
このパブの隣でハンドクラフトしているビールがその場で味わえる貴重なブリュワリーです。
5種類ほどの自社クラフトビールが揃っていますが、面白いのが同じ種類のビールでもCask(貯蔵たる)とKeg(Caskより小さいたる)どちらから注ぐかでで値段が£1も違うところ
。
(caskとkegの違いについてはこちら。http://www.fullers.co.uk/content-library/articles/beer/cask-and-keg-beer )
飲み比べできるパブなんてそうそうないので、ビール好きはぜひお試しあれ!
店内からガラス越しに見える工場の様子。体験ツアーも行っているようです。
瓶詰めでも販売してますので、公園でも楽しむことが出来ます。
付近には変わったワインバーや広々としたパブ(なぜかちょっと高い) もある!
^^^
ブロードウェイマーケットは本当に大好きな場所。
あまりにも心地よい空間すぎて、1週間ほどの観光には向かないかもしれませんが・・
ヨーロッパ観光って、荒れ狂うような忙しさでいろんなところ回るのが普通ですよね。
もし、観光に疲れたなら、午前中くらいここでのんびりするのもいいのかもしれませんね。
あ、この独特の感じが観光客があまり居ない根拠か!なっとく。
★5つ。