ロンドンからパリへ格安で旅行する方法
近年は格安航空会社LCCの発達で、航空券が安くなっていますね。せっかくヨーロッパに滞在するのですから、色々な国を回ってみたいものです。
さて、このたびロンドンからパリにLCCを利用して格安でパリまで行ってきましたので、その方法をシェアしたいと思います。
Step 1 交通手段を決める
まず、飛行機(LCC)、ユーロスター、バスのどれを使うか。
値段は、バス £15 < 飛行機 £30~ < ユーロスター €50~。
時間は、ユーロスター 3時間 < 飛行機 6時間 < バス 12時間
快適さは、バス < 飛行機 < ユーロスター。
ユーロスター
ユーロスターはロンドンとパリを往復している新幹線のようなものです。
ユーロスターはチケットの予約時期によって値段の差が激しく、最安値と最高値では€51-€250と五倍も変わってきます。予約開始は180日前からとなっているので、できるだけ早く予約し安いチケットを手にいれましょう。
こちらの公式サイトから購入できます。日本語対応はありませんが、シンプルでわかりやすいサイトですので難なく買えると思います。日本の代理店を通すと高いですのでガンバリマしょう。
http://www.raileurope-world.com/train/eurostar?var_mode=calcul
飛行機 (LCC)
飛行機は、航空券の値段だけでなく、空港から市内への電車・バスのチケットの値段も考えなければいけません。
ユーロスターと同じく、予約時期によって値段が左右されます。ユーロスターほど顕著ではありませんが。
時間も同じく、実際に飛行機に乗っている時間だけでなく離陸前の待機時間や飛行場と市内の往復の時間も鑑みる必要があります。
sky scannerというサイトが便利で、行き先や日程を入力するだけで、たくさんの航空会社や代理店などの情報を一気に調べられます。UIがしっかりしているので使い方も簡単。
海外のサイトなので元は英語だけでしたが、今は日本語対応もしていますので便利になりました。
skyscanner利用にあたって注意したい点が2つ。
・英語版と日本語版で価格が違うことがあります。特に、海外の航空会社を利用する場合は、英語版のほうが安いことが多いです。海外資本のサイトなので、日本語対応の手数料みたいなものが上乗せされているのだと思います。
・逆に、日本語版のほうが安い場合もあります。日本語版はHISジャパンなどの日本の代理店も検索してくれますが、海外版は日本の旅行代理店ではなく海外の代理店を検索するのです。
ですので、両方の価格を比べてみるのが良いと思います。
スカイスキャナーはいつも最安値を出してくれますので、パリロンドン以外の普段使いにも役立ちます。
こちらが海外版サイトです。(日本語のサムネイルが出てしまっていますが。)
バス
予約時期による値段の変化はあまりありません。だからといってのんびりしていると席がなくなってしまいますが・・。
交通手段の決め方
短い期間の旅行で、1秒でも時間が惜しい!という方は迷わずユーロスターを。
どんだけ時間がかかってもいいから安くというかたはバスを。
お金はあんまりないけど、バスはキツい・・という方は飛行機を選んでください。
バスはいわずもがなですが、飛行機での移動も意外とけっこうキツいです。。ユーロスターと飛行機の価格差があまりないのであれば、ユーロスターを選ぶのがおすすめです・・
Step 2 実際に行ってみる!
今回私は格安飛行機(LCC)であるeasyjet社を利用してロンドンパリを往復しましたのでその様子をレポしたいと思います。
行きはロンドンのルートン空港(Luton Airport)から、パリのシャルルドゴール空港(CDG)への朝6時発の便でした。
私だって、こんな朝早くの便乗りたくなくなかったんですよ・・。
当初はユーロスターで行くつもりで、予約しようとしたのはだいたい一ヶ月前だったんですけど、その時にはもうユーロスターは片道£180でした・・なめてました。そんな金の余裕はない。
ということでLCCの利用を決意。なぜならeasyjet利用なら、ロンドンからパリまで片道£35でしたので。
easyjetには朝早い便と昼間の便、夜遅い便の3つがあって、当然ながら朝早い便が一番安い。朝早くに行けば、その日一日観光に使えるよなあと思いまして、朝6時発の便を予約しました。
飛行機ですので、出発の2時間前には空港に着いてるのが推奨されてまして、私の場合朝4時に着かなければ行けなかったんですね。さて、どうやって辿り着けば良いものか。
夜間バスを乗り継いでも行けるのですが、少し不安で。
そこで、いいものを見つけました。その名も、easy bus。
easyjetの会社が運営するバスサービスで、ロンドンの中心地とロンドン近郊の空港を往復しているバスです。このバス、楽でめちゃ安いうえに夜間も走ってるんでけっこう便利です。
価格はこれまた予約時期によるのですが、だいたい£2-6くらい。
事前予約制のバスですので、上のサイトから予約してください。乗り場はLiverpool streetやvictoriaにあります。
大型バスではなくて、大きめのハイエースのような小型のバスです。
さて、無事に出発2時間前にルートン空港に到着。ルートン空港は、どこもかしこも広告だらけ。easyjetはチケットにすら広告あり。広告ありきのビジネスなのでしょうな。
easyjetは事前にインターネットでのチェックインを済ます必要があります。空港ではチェックインできないので注意です。まあ空港ではフリーでWi-Fiが使えますので、忘れてしまった場合もその場でスマホでチェックインすればOKです。
もし、何か荷物を預けるつもりであればeasyjetのカウンターへ。機内に持ち込める手荷物だけであればここはスルーで大丈夫です。
カウンターはeasyjetのカラーであるオレンジがすごく主張してくれてますので簡単に見つけられます。
次はもう手荷物検査。ルートンはヒースローのように巨大な空港ではないし、朝早かったこともあってか混むこともなくすーっといけました。
ちなみにチケットなのですが、私はスマホの画面でバーコードを見せるだけでいけましたので、わざわざ印刷する必要はないです。
あとはもう出発まで待つのみ。ここまで30分もかからなかったので、ぶっちゃけ出発2時間前に空港に到着する必要もないですね。笑 まあもしものことを考えての2時間なのですが。。。
内部にはカフェがたくさんあるので、コーヒーを飲みながら座って待てます。
こちらルートン空港では、搭乗開始の15分前にやっと搭乗口のナンバーがアナウンスされるという謎のシステムが採用されています。自分の便の横に搭乗口ナンバーがなくても心配する必要はないです。
飛行機も無事出発し、CDGに到着。私はCDGからパリ市内までもeasybusを利用しました。ロンドンだけでなく、パリにもあるんです。こちらも3ユーロくらいで、電車を使うより安い!
ただ、バスの発車時間は、飛行機の到着時間から40分くらいあけて予約してくださいね。空港が広いのでけっこう歩かなくてはならないのと、入国審査が混み合って時間くうので。バスは逃すと返金が効きません。
ちなみに帰りはストラスブール空港からロンドンのガドウィック空港間でeasyjetを利用したのですが、こちらは夕方の便でも13ユーロと、逆に心配するくらいの安さでした。
ガドウィック空港からロンドン市内までもeasybusを予約していたのですが、イギリスの超厳しい入国審査に1時間以上捕まってしまい、結局電車で帰ることになりました。帰りは時間が読めないので、時間指定のあるeasybusは避けたほうが良いとおもいます。
ちなみに、ガドウィック空港の駅ではoysterのチャージができず、しょうがなく普通の切符を買ったら£16とられました。飛行機代より高いよ!!!ふざけんな!!となりましたので注意です。
easy jet、別にサービスが悪いなんてこともなく、墜落もしなかったので今後も利用していきたいと思います。破格の値段ですし、やっぱりおすすめです。この値段でヨーロッパを飛び回れるのは一昔前では想像できなかったですね。良い時代になったものです。